2018.11.21.Wed
何を喋れば良いの? 結婚式のスピーチでおさえておくポイント②
挙式・披露宴・演出
友人の結婚式でスピーチをすることになってしまった!
なんてことは、人生の仲で一度や二度くらいは、誰にでも起こりうることなのではないでしょうか。
祝福したい気持ちはもちろんあるけれど、でもスピーチって、一体何を喋れば良いのでしょう?
ということで前回は、
「結婚式でスピーチをするうえで守っておきたいポイント!」
についてご紹介してきました。
前回は特にスピーチの内容について、
「これだけは守っておきたい!」
「こんな内容はNG!」
というポイントについてご紹介してきました。
今回は後編、実際に書き上げたスピーチの内容を披露する、結婚式当日についてポイントをご紹介します。
○当日のスピーチのタイミングについて
結婚式当日の進行については、どんなタイミングで、何をするのか、という順番がきちんと決まっています。
つまり、
「どのタイミングでスピーチをするのか?」
ということについては、あらかじめ分かっています。
ですので、どのタイミングでどの程度の長さ話せばよいのか?
ということについては、新郎新婦と打ち合わせておきましょう。
○実際の流れと、それぞれのポイントで気をつけること
当日、スピーチのタイミングになると、司会者の方が名前を呼んでくれます。
ですので、大まかなタイミングについては覚えておいた方が良いですが、実際のタイミングについては、式の流れに任せれば大丈夫です。
・着席のまま軽く一礼
まず司会の方の紹介がはじまったら、着席したまま周囲を軽く見まわし、一礼します。
正式に礼をするというよりは、
「自分がスピーチをしますよ」
という、合図のようなものだと考えると良いでしょう。
・起立し、一礼
紹介が終わると、その場で起立し、一礼します。
それから、マイクのところまで向かいましょう。
スピーチをする人はどうしても参加者全員の注目を集めるものです。
立ち上がってから、歩き、マイクのところまで向かう、一連の挙動すべてが見られていると思った方が良いでしょう。
ですので、歩き方にも気をつかうと良いでしょう。
背筋を張って、上から吊り下げられているように歩くのが理想ですが、そうは言っても普段からそうした歩き方をしていないと、むずかしいものです。
事前に自分の歩き方を確認しておいたり、練習してみたりしましょう。
すくなくとも、猫背になったり、とぼとぼと歩くような格好にはならないようにしたいですね。
・マイクの前で一礼
マイクの前まで移動したら、そこで直立します。
その後、新郎新婦に向かって、
「おめでとうございます」
と言いながら一礼します。
新郎新婦や新郎新婦のご両親は、スピーチに合わせて起立していることもあります。
その場合は、スピーチの前に着席をうながしてあげてください。
・スピーチ
スピーチするうえで気をつけたいことについては、あとでまとめてご紹介します。
・スピーチのあと
スピーチ後には、まず参加者の方に向けて一礼します。
また、新郎新婦やご親族の方に向けても一礼をします。
そこから自分の席に戻ります。
戻るときにも、マイクに向かったときと同様、歩き方には気を配るようにしましょう。
特に、スピーチ後だと、ついほっとして気が緩みがちです。
先ほどもご紹介した通り、スピーチをする人は参加者全員の注目を集めています。
着席して、信仰が次に移るまでは、自分に注目が集まっているのだということを忘れないようにしたいですね。
そして着席の前にも一礼をします。
そこであなたのスピーチが完了ということになります。
○スピーチを話す際に心がけたいこと
では、肝心のスピーチについて、どのようなことを心がければ良いのでしょうか。
・ゆっくり落ち着いて話す
これは結婚式のスピーチに限らず言えることですが、大勢の人に向かって話すときには、ゆっくりと、落ち着いて話すように心がけましょう。
どうしても、大勢の人を相手に話すとなると緊張してしまうものです。
緊張すると、どうしても早口になりがちになります。
ですので、なるべくゆっくり話す、ということを念頭に置いておくようにしましょう。
・声を張る
緊張すると、ぼそぼそと小さな声で喋ってしまうこともあります。
もちろん結婚式のスピーチであればマイクを使うとは思いますが、それでもぼそぼそ声では、聞き取りづらいものです。
折角のスピーチが良く聞こえなかった、なんてことにならないよう、声を張るようにしましょう。
・視線について
喋る時には声や喋り方だけでなく、姿勢や視線、表情なども大事になります。
うつむいて喋っていては、せっかくのステキなスピーチも、参加者の方に届きません。
視線は参加者の方の顔に合わせましょう。
また、一人のひとを凝視しすぎるのは失礼ですが、せわしなく視線を動かしすぎてもいけません。
適度にアイコンタクトを交わしながら、順番に参加者の方に向くようにしましょう。
・緊張してしまうことについて
大勢の前で話すとなると、どうしても緊張してしまうものです。
もちろん緊張しないに越したことはないのですが、緊張するな、と言われても難しいものです。
ですので、ある程度は緊張してしまうものだと考え、それでもきちんとスピーチできるよう、ここまでご紹介してきたようなポイントに気をつけるようにしましょう。
また、緊張した際の喋り方がどう変わるのかについては、人それぞれな面もあります。
自分がどんな喋り方になのか、あらかじめ練習したり、喋っている内容を録音するなどして、自分の喋り方の傾向を掴んでおくと良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
前回、今回と結婚式のスピーチを成功させるうえで守りたいマナー、ポイントについてご紹介してきました。
前回の、スピーチの内容については、マナーももちろんですが、まずは気持ちを伝えることが大事だとご紹介しました。
今回の、スピーチのやり方については、結婚式のスピーチに限らず、人前で喋る際に気をつけたいことだとも言えます。
ぜひ普段の仕事などで機会があれば、練習してみてください。
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