2019.7.1.Mon
金属アレルギーってどんな症状?結婚指輪の素材の選び方
その他
誰もが発症してしまう恐れがある金属アレルギー。
結婚したらずっと付けることになる結婚指輪であっても、素材をキチンと見ておかないと金属アレルギーが発症するリスクがあります。
今回は、金属アレルギーの症状と予防方、そして金属アレルギーになりにくい素材について見ていきましょう!
目次
1.金属アレルギーの症状とは
金属アレルギーは金属が原因でかゆみや赤み、酷いときは水ぶくれの症状がでます。
この症状は金属に触れた部分に起こることがほとんど。
一度金属アレルギーが発症すると治すことはできません。
①金属アレルギーが発症する仕組み
金属自体がアレルギーを発症させる物質であるわけではなく、人が汗をかいた時などに金属イオンが溶け出し、体内に入り込むことで金属アレルギーを発症します。
体が体内に入った金属を敵だ!と認識して攻撃することが原因です。
この現象を”イオン化”と呼びます。
②金属アレルギーを起こしやすい金属素材
イオン化しやすい金属としにくい金属が存在します。
以下をご覧ください。
・ニッケル
・コバルト
・スズ
・パラジウム
・クロム
・亜鉛
・鉄
・銅
アクセサリーに詳しい方はご存知の方も多いかと思いますが、上記の金属素材はアクセサリーを作るために用いられる一般的な金属です。
身近にある金属がアレルギーを起こすかもしれないって怖いですよね。
2.金属アレルギーにならないためにすること
金属アレルギーは、簡単な2つのポイントで発症の可能性を下げることができるんです★
それぞれご紹介します!
①事前検査でアレルギー反応する金属を調べる
アレルギー反応を調べてくれる医療機関で、どの金属に反応するのかを事前に調べておくとバッチリ♬
金属アレルギーはパッチテストで行われます。
料金は検査機関やどのくらいの種類の金属を調べるかにも依りますが1,000~5,000円程を見ておきましょう。
②汗をかくと予想できる時は予め金属を外しておく
例えばスポーツをするときなどがこれに当たります。
金属アレルギーの原因がイオン化だとご紹介しました。
イオン化は汗によって金属イオンが溶け出し体内に入ることを指すので、スポーツや汗をかきやすい時期は金属を予め外しておくことで、金属アレルギーを防ぐことができます。
どうしてもアクセサリーを付けないといけないシーンはありますよね。
そういった場合は、先に記載したイオン化しやすい金属素材は避けておきましょう。
3.金属アレルギーになりにくい結婚指輪におすすめの金属素材
毎日身に付けるからこそ、金属アレルギーの原因になり得る結婚指輪。
金属アレルギーにならないよう、金属アレルギーになりにくい金属素材と一般的な金属素材の指輪を購入する際のチェックポイントをご紹介します。
①レアメタル
レアメタルの代表はチタン。
チタンは金属アレルギーにはほとんどならないと言われるほどイオン化しにくい金属として有名で、体内に埋め込むタイプの医療アイテムにも使われているので安心です!
レアメタルを使った結婚指輪は、ジルコニウム・ハフニウム・ニオブ・タンタル・イリジウムなどが販売されています。
②ステンレス
ステンレス自体は合金で、金属アレルギーを起こしやすいニッケルや鉄なども含まれています。
配合する素材を見ると心配してしまうかもしれませんが、ステンレスはサビに強い性質を持つように配合されているので安心です。
③ゴールド・プラチナ
ゴールドと聞いて安心した方も多いハズ。
実はゴールドは金属アレルギーを起こしにくい素材です。
歯医者さんで銀歯よりも金歯を勧められるのはこのため。
注意するのは結婚指輪にする際に配合されるその他の金属。
実は一般的に100%ゴールドという結婚指輪は無く、強度のアップや色味を変化(カラーゴールドに)させるために色々な金属が配合されています。
プラチナも金属と同じく、配合される金属は要チェックポイント!
■主となる金属がどれくらい含まれているか
金属は24分律が使われることが一般的。
高級なイメージのあるプラチナの18kを例にすると、プラチナ75%・その他金属25%でできています。
金属アレルギーを起こしにくい金属であっても配合される割合が低いと金属アレルギーになってしまう可能性があがるので、結婚指輪をご購入の際は、店員さんに確認するようにしましょう♪
4.まとめ
結婚指輪は毎日つけるもの。
金属アレルギーのリスクを減らすために安全性が大事!
イオン化のしにくい金属素材・配合率のものを選ばれると安心です!
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